いよいよ発売となったAddis Pabloの1stアルバム「In My Father’s House」
オランダをベース活動している”Jah Solid Rock”レーベルと共に作られた本作は、CD/2-Vinly LP/ MP3&WAV DLといったフォーマットでリリース。
ローカッズ・サウンドステーションのギャブレ・セラシーがメインで登場する30分を越えるドキュメンタリー映像やアルバムのオープニング曲でもある「Road To Addis」PVなどと、近年の他のリリースを考えるとかなり力の入ったプロモーションといえる。やはり彼が偉大なる父オーガスタス・パブロという名前を引き継いだことがこういったところで表されているのような気がする。ルーツ・ロック・レゲエが好きな人にとっては気になるのは当然で、その期待値は、いやでも上がる一方に違いない。
先行リリースされていた7’シングルのように、1つのトラックを使ってインスト/ボーカル又はダブ・バージョンといった内容(計7トラック/全17曲)でアルバムは構成されてる。ボーカル・サイドはEarl16/Sylford Walker/Prince Alla/Jah Exile/Chezidekなど、モダン・ルーツを中心にリリースしているこのレーベルの色が出ている面々。
プロデュースはJah Solid RockのMarc Baronner (Bass Galore Pruduciotn) によるもので、どちらかというジャマイカとうよりヨーロッパに向けての音作りになっている。近年ジャマイカで盛り上がりを見せる新世代ルーツ・ロック・レゲエシーンの更なる広がりを予感させる期待作。これからも遠く険しい道のりが彼には待っているが、父の道しるべを頼りにその背中を追い続けるだろう。
CDは入荷しましたが、2枚組LP盤も近日入荷予定です。
Addis Pablo – In My Father’s House (CD) http://cornerstone.shop-pro.jp/?pid=71757174