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News from Corner Stone Music

Addis Pabloに影響されたでもないですが、新曲でメロディカを吹いてみました。曲名に意味はありません。

先日のライブでお披露目しましたが、ライブになると狂乱のDub Mixで原型をとどめないので、改めて冷静なミックスを公開。

今回もSID Machineを随所に使用しています。以前は汎用のAC Adapterを使用していて電源がイマイチ安定しませんでしたが、Commodore 64のAC Adapterで駆動できるようにアップグレードしてからは、とても安定しています。
Disrupt ARIGATO!!

ちなみにMelodicaはドイツの楽器メーカーHonorの登録商標。(正確にはMelodica Piano) 対してPianicaはYamahaの登録商標。Suzukiはメロディオン、だそうです。

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Jahtariから新しいEPと7inchのリリースがアナウンスされました。
Corner Stone Musicにも間もなく入荷予定。少しフェイント気味にレビューします。

まず12inch EPは何と、Paul St. Hilaire(aka Tikiman)!!! JahtariからTikimanが出るなんてっ!!

Paul St. Hilaire – Nah Ina It (12″)

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A.Nah Ina It
B1.Who Goes There
B2.One O’Clock Rock
B3.Love Jah Now

楳図 かずお?的なジャケが怖すぎですが、Rhythm & Soundのリリースで知られる彼の新曲が4曲も入っています。「この4曲、ほんとに同じアーティストが歌ってるの?」と思ってしまうほど、様々なスタイルを聞かせてくれるTikimanの引き出しの多さに驚かされます。Jahtari創設時から関係が深いRootahが表題曲とB2のトラックを製作。Rhythm & Sound/Basic Channelの影響も感じますが、それに留まらずナイヤビンギ、ダンスホール・レゲエまでも貪欲に取り込み、見事にまとめあげたそのセンスに脱帽。B1、B3のトラックはDisrupt。ノリノリのB1とDeepなB3が対照的。最近製作したというSIDチップを4つも搭載した新しいJahtari Machineを駆使しているんじゃないかと思います。

http://www.jahtari.org/music/JTR15.htm

そしてJahtari傘下のMaffiからも7inch2タイトルがリリース。

JTR7-09: Speng Bond – White Horse / Maffi – Heidi Riddim

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JTR7-10: Junior Roy – Run Di Session / Lord Sassafrass – Talking Yardie

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Maffiのニュー・リズム「Heidi Riddim」3曲とDisruptによるDub Mix。
Firehouse Crew/Maffiは、「Maffi Blaster」なるDisrupt製作のSID/FM音源 Machineを導入したり、6trkカセットMTR「Sansui WS-X1」を導入したり、と製作スタイルを大胆に改革した模様。

Maffi Blaster Sansui WS-X1

先日のBlogでRototom SunsplashでのDisruptとのライブ映像を紹介したSpeng BondはAnti-Drugチューン。新星のガキ声シンガー(ちょっと成長しちゃった?)Junior Royは80年代ヤミボロを彷彿とさせるスタイル。そしてモノホン、Lord Sassafrassというマニアックな人選は流石。Vocal、サウンド含めFirehouseの80’s Digitalフェチぶりを堪能できる7inch×2です。

http://www.jahtari.org/music/JTR7-09_10.htm

Maffi Sound Cloud
https://soundcloud.com/maffipromotions

へてから、One More Thing..

KORG MONOTRON DELAY – Jahtari edition

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日本の楽器メーカーKORGが出している「モノトロン・ディレイ」はディレイ付きSEマシン。とても安価で音も良いと評判の機材ですが、それをDisruptが魔改造しちゃった、というのがこのアイテム。

オリジナルのモノトロン・ディレイはコスト・ダウンの為にツマミも小さくて、おまけに電池駆動で長持ちしない。「使ってて全然楽しくない!!プンプン」ということで、Disruptが様々な改造を加えました。

  • リボンコントローラーをトリガー・ボタン+ツマミに変更。
  • オリジナルでは三角波しかないLFOの波形に矩形波を追加。
  • LFOでピッチだけでなくFilterも変調可能に。
  • カットオフだけだったフィルターにレゾナンスを追加。
  • Moogっぽいクラシカルな大型のツマミを採用。
  • 筐体にCommdore C64用フロッピー・ドライブのケースを使用。
  • ACアダプターでの動作が可能に。

などなど。まさに至れり尽くせりの魔改造です。

製品デモ・ムービーにはKing Midas SoundのKiki Hitomiさんが登場。とても良い感じのセッションなのでオススメ。Disruptのこだわりが詰まったこのディレイ付きSEマシン、Jahtariのサイトから注文できます。

http://www.jahtari.org/gear/monotron.htm

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Selector’s ItemでTaxiレーベルを特集。90年代前半の作品を中心に追加。
この頃のSly & RobbieはAkaiのドラムサンプラーMPC60を使用したトラックを量産しており、素晴らしいGroove、分厚いサウンドで聴くものを圧倒する。#近年ではMPC4000にアップグレードしているようです。

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その昔、Sly&RobbieのサンプリングCDというものが発売されていて、その付録にSly自身のStandard Midiファイルを収録したフロッピー・ディスクが付属していました。手持ちのDAWに読み込んで開いてみるとひとつひとつのビートが前に後ろに、それは見事に揺らいでいます。決して単純にグリットに沿ったビートではないのです。

恐らくSlyはMPCにビートを打ち込む時、ステップ入力を使うことはなく、常にリアルタイム入力を使っていたと思われます。このStandard Midiファイルは彼の手から生み出されるGrooveの秘訣を垣間見れる貴重な資料だと言えます。#このサンプリングCDはすでに入手が難しいようなので、タイトルなどはふせておきます。

Sly DunbarにMPCを紹介したのは、サンディー&サンセッツやJames Bong“商売繁盛じゃ笹持ってレゲエ”のプロデュースで知られる久保田麻琴氏。実は今回Selector’s Itemに追加したレコードでも多様されているタブラ系の音色も久保田氏が手渡したものだそう。是非試聴で確認してみて下さい。

ちなみに、Taxiレーベルの7inchの魅力は裏面にもあります。試聴では聴けませんが、もし買ったら、是非裏面も聴いてみて下さい。時にはダビー、時にはドライなVersionだったりもしますが、グイグイと引っ張られるような疾走感をジックリと味わえると思います。

Taxi @ Corner Stone Music
http://cornerstone.shop-pro.jp/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=Taxi

Selector’s Items
http://cornerstone.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1383230&csid=0&sort=n

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レゲエでメロディカと言えばオーガスタス・パブロをイメージする人がほとんどだろう。

その彼の息子でもあるアディス・バブロが、先日発売された”Selassie Souljahz”(Chronixx,Protoje,Kabaka Pyramid&Sizzla)のメロディカ・カットを10inchでリリースされた。

アディス・パブロ名義のレコードとしては初となる今作品は彼のグループと共に制作された。Melodica Version/Melodica Dub / Vocal Dub / Dub Versionの4曲を収録し、父親譲りの卓越したメロディカ捌きを披露している。

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ジャマイカでRaging FyahやJah 9 を筆頭に新しいルーツ・シーンが盛り上がりをみせる中、彼らの存在はさらにジャマイカのルーツ・シーンの勢いを加速させることになるだろう。

Addis Pablo & The Sons Of Dub [ Selassie Souljahz In Dub ] (10inch)                                             http://csmusic.jp/blog/?p=1405&preview=true

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今回は5月末に発売された2枚組ミックスCD「Fambily Groovy Selection」の制作者CrushとDJ Joymenにインタビューを試みた。夏に向けて営業活動が忙しい2人からCDの内容はもちろんレコードの対する想いや今後の展開についていくつかの質問を投げかけてみた。

○まず最初に簡単な自己紹介をお願いします。(詳しいプロフィールなどは、一番下のリンクから)

(Crush:以下C) 今年でSelectorを始めてから21年になります。縁があってやらさせていただいているこの仕事、40年・50年とLife Workとして これからも頑張って続けていきたいですね。

(DJ Joymen:以下J) djジョイメン  hip hop djです。

 

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(写真 左:Crush 右:DJ Joymen)

 

今回のセレクションに対してのコンセプトやミックス制作の際に気にかけていることは?

C: Joymenと一緒に今回のCDを制作できるとあって、同じDJ(Selector)としてクロスオーバーができればと思いセレクトしてみました。

J: オール45sでジャマイカとアメリカ産ブラックミュージックをバランス良くミックスする事

 

○上記の質問と少し近いですが、2人とも自らのジャンルとは異なった曲も収録されていますが(Crushはソウルやファンク/DJ JoymenはJamaica産のRock SteadyやInstものなど)、なぜこのような曲をセレクトすることになったのですか?また、2人のジャンルに対する考え方なども聞かせて下さい。

C: 自分にとってはあまりジャンルは関係ないですね。かっこいいものは違うジャンルでもかっこいいし、実際CDを聴いてもらえればわかると思いますが、CDに収録されているジャマイカ人のアーティストの曲もかなりアメリカの音楽に影響受けてドス黒いですし。普段のDJ Playの時でもジャンル関係なく、自分がかっこいいと思う曲をかけていますから、今回もそれを意識してチョイスしてみました。ただ自分はレゲエサイドなので、レゲエを普段聴いてる方にとっても わかりやすい曲も入れるように心がけました。

J: ジャマイカ産とアメリカ産が半々、新譜と旧譜が半々になるよう心がけましたコレはと思ったモノを買うだけで、特にジャンルを意識してません自分のスタイルに合えばなんでもイイです。

 

○今回のミックスはどんな人や、どんなシチュエイションで聴いてもらいたいですか?

C: いろんなかっこいい曲があるのに、自分でジャンルの壁を作ってしまっている人多いですよね。Dancehallじゃないとダメ、Ska・Rock Steady・Rootsじゃないとダメ。一生に出合える曲って限りがあると思うんですよ、すごいもったいない!自分も昔はDancehallのSelectorをずっとやっていましたが、新しい音楽と出合えて、音楽に対する情熱がさらに深くなりました。なので、そんな壁を取り払って 自身の音楽観を広げる、そんなキッカケになってもらえればと思います。Vibes Upのために聴くもよし、まったり・ホッコリ聴くもよし、それでいいなと思ってくれたら、俺は嬉しいです。

J: できるだけ大勢の方にいろんなシチュエイションで聴いてもらえたら嬉しいです。

 

○発売からもうすぐ二ヶ月になろうとしていますが、発売後何か変わったことや周りからの反響などはありますか?

C: おかげさまでいろんな方から称賛していただいてます。実際に普段レゲエしか聴かない人が、このCDを聴いてFunk・Soul等のレコードを堀り始めたと聞きましたし、嬉しいですね。

J: もっとジャマイカ産のレコードが欲しくなりました。おかげさまで沢山の反響があってありがたいです!声をかけてくれたcrushくん&コーナーストーンの皆さんに感謝です!

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○普段からレコード・プレイをされている2人ですが、アナログの楽しみ方や、またレコードに対する想いなどを聞かせて下さい?

C: 自分はアナログ世代なので、子供の頃からレコードというものに対して馴染みがありましたね。デジタルにはない音の深さ・温かさをすごく感じます。しかも形があるものなので愛着がわきますね。レーベルのデザインとかもそれぞれかわいいですし。今の若い世代はデジタル世代なので なかなか馴染みが無いかもしれませんが、是非手にとって感じてほしいと思います。今の音楽も昔の音楽があってこそ成り立っているんでね。

J: レコードはディグもプレイも楽しいですが、ハマるかハマらないかは自分で判断した方がイイと思うので特にオススメはしません。でも興味を持ってしまったのなら、トライしてみる価値はあると思います。

 

○それでは最後に、今後の2人の展開や何か告知事があれば教えてください。

C: 今後の展開としては、もっといろいろな形で作品をリリースできればと思っています。違う形でね。例えば、Sound System ClassicsやCalypso・Latin、Dancehallなど。自分がいいなと思うのを紹介できればと。もちろん、前回と今回作成したCDの続編も出したいですね。あと、日本・世界中のヤバいDJの方々とも是非クロスオーバーしてみたいです。告知としては、今月の19日に難波にあるクラブ、Night WaxでDancehallのイベントがあります。28日には、同じくNight Waxで、毎月やっているイベント「Jamaican Sunday」があり、その日は尊敬するSelectorの1人、林さん(Drum & Bass Recordsのオーナー)をお迎えして開催します。8月には九州ツアーなど、各地に行かさせてもらいます。タイミングが合えば、是非遊びにいらしてください。

J: mix音源は「fedup mix 」「12 reasons to high」「円盤博奕 けむり旅 〜東映映画音楽の世界〜」の予定です。現場でのdjはレギュラーパーティーの「double x」@ muffin(毎月第2金曜) をはじめ、月に4〜5回やっているのでタイミングが合えば是非遊びに来てください!よろしくお願いします!

 

2013-07-28-Jamaican-Sunday-up

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お忙しいところありがとうございます。

熱いCrushとクールなDJ Joymen対照的な2人のそれぞれの想いが詰った2枚組Mix CDは、ジャンルを超えてクロスオーバーしていくミュージック・ラバーに送るナイスな仕上りになっているので、またチェックしていない人は是非手に取ってもらいたいです。

Fambily Groovy Selection Information & Profile

http://csmusic.jp/fambily_groovy_selection.html

 

 

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