今回もRecordネタってことで、俺のTreasure Boxから1枚紹介しようと思います。
「Andre Tanker & His Band – Whiter Shade Of Pale (Atman Records)」
この曲は、みなさんもご存知のように、イギリスのバンドProcol Harumがオリジナルの曲で、JamaicaでもJackie MittooやRoland Alphonsoなどもカバーしています。
このAndre TankerのVersionはLatinテイストに仕上がっていて最高にかっこいい曲です! このホーンセクションと鉄琴のコンビネーションが実にいい感じですね~
俺の気に入っている曲の1つです。
知らない方も多いと思うので、軽く彼のことを説明しておくと・・・
Andre Tankerは、1941年9月25日にPort-of-Spain (Trinidad)生まれで、Trinidadの有名な画家Michel-Jean Cazabonの子孫、そして彼の母親はCalypsoのダンサーだったそうです。
8歳の頃にはすでに、Trinidadの伝説のSteel Pan奏者Elliott Mannetteに手ほどきを受け、Tenor Panをやっていたそうです。 13歳でCuatro(カリブやラテン諸国でPlayされる4弦ギター)を習得し、高校時代にはThe Coronetsという自身のComboを結成。 50’sの後期にはThe FlamingoesというComboを結成。 その頃には鉄琴やハーモニカなどもできるようになっていました。 The Flamingoesは、従来にはなかったSteel Panを取り入れるという画期的なComboの1つだったそうです。
<Andre Tanker & The Flamingoes>
60’sにはthe Deluxe Cinema(ジャマイカでいうCarib Theaterみたいなものでしょうか?)でSunday Morning Shows(Trinidadで60年代に人気だったそうです)というのをやっていました。70年代には他のアーティストのためにも作曲して楽曲を提供していたそうです。
<若かりし頃のAndre Tanker>
すごいですよね、彼の音楽のキャリアは! 彼の母親がダンサーということもあってか、つねに音楽に囲まれているっという生活だったんでしょうね。うらやましい限りです。 残念ながら、彼は2003年に亡くなってしまっていますが、もし彼が生きていたら、彼のShowを是非見てみたかったですね。
このレコードのカップリングは「Fire In Your Wire」で、PatsyもGayfeetでカバーしていた、Calypso Roseの名曲のカバーです。これもいい感じですよ!
Calypsoつながりで言うと、Andre Tankerは意外なLPにも収録されています。
「Andre Tanker – Linstead Market」
この曲は、Calypsoファンにもお馴染みのTraditional Songですね。
最後に俺の好きなAndre Tankerの曲をもう1曲。 This one is a killer !!!
「Andre Tanker – Swahili」
読んでくれたみなさんありがとう。 またかっこいい曲を紹介しますね!
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